金曜日, 12月 02, 2005

皇室典範に関する有識者会議

いつ書こうかと思っていたが,そろそろ書いておく.

まあ,どんなこと書くかは以前からの日記をお読み頂いている方には容易にご想像のつくところでしょうけれども(苦笑).


有識者会議の結論の問題点---安易な女系容認論であること

 これについては神社庁の見解をお読みになられるのが最も手っ取り早いでしょう.
 (神社庁「皇室典範改正に関する神社庁の基本的姿勢について」PDF)

 要するに,万策尽きた結果としての女系容認ならばそれは致し方ない.
 しかし,2000年以上に亙る万世一系の皇統原理を存続させることが必ずしも不可能ではないことは以前より「有識者」により指摘されていることである.
 なお,いわゆる女性天皇ということについては問題はない.過去にも女帝はおられた.
 問題はあくまで皇統の問題なのである.
 基本的に男系の皇統で保たれてきた皇室という存在は,女系の容認と同時に実質否定されるのである.
 一部の,常々皇室廃止を訴えている連中が,女系に移ると同時に,もはや皇室の正統性はない,とそれを根拠に一斉に騒ぎ出すだろう.
 要するに安易な女系容認論を結論するということは,こういう連中を実質支持していることなのである.
 もし,そのこともわからない程度で有識者会議に参加しているなら,それは単なる阿呆だろう.


有識者会議そのものの問題点---構成員があまりに偏っていること

 先にも少し皮肉を書いたが,この有識者会議の面子がそもそも思想的に偏っているか,或は自分が一体何を議論しているのかさえわかっていない輩である.
 こういったことを議論する有識者会議ならば,当然その方面に詳しい方が入っている必要がある.例えば,小堀圭一郎さんや或は若手の八木秀次さんなど.
 敢えて言う.この会議の構成者らは,傲慢である,と.
 即ち,たかだか「現代」という歴史の中の一時に生き,そのさらに極一時に流行している考え(これを彼らは現代にふさわしい,などと表現するが)を,長い歴史の中で保たれてきた事に対し安直に適用しようとしていることの傲慢である.驕りである.

 広田弘毅氏の言葉を彼らに投げかけたい.

我々は祖先から二千五百年の遺産を継いだのだから,
これを二千五百年後の子孫に伝えるべき義務がある.

 いろいろと書けばきりがないのでここで終わる.