本好き
言うまでもないことだろうが,俺は本好きである.
活字中毒というのが当て嵌まるかどうかはわからないが,ともかく,暇があれば本を読みたくなる.
読む本は,限定されたジャンルや作家ばかりで,ともかく本が読みたいから何でもいい,という方ではない.したがって,簡単に活字中毒とはいえないと考える のであるが,しかし,英国へ来てからというもの,そこらに転がっている日本語の本,雑誌があれば,日本に居た頃にはまず手を出さなかったような類の本でも とりあえず読んでしまうあたり,これは活字中毒というより,活字欠乏症というべきか(笑).
ところで,本好きにはいろいろなタイプの人がある.
おそらく本当の本好きというのは,図書館で借りたり,自分で買ったり,誰かから借りたり,と,ともかくいろいろ読むような人のことだろう.かみさんがこのタイプである.
一方で俺は,というと,小学校の頃は図書館で借りたものも読んだりしたが,いつからか,読みたい本は必ず購入するようになった.いや,正確に言うと,買った本を読むようになったというべきか.
俺は結構一度読んだ本も暇があると,文庫本であっても,読み返すタイプなので,常に手元にその本のあることが望ましく,それから図書館の本というのは,なんだか読んでいても落ち着かず,読み返したいときにそれがないとがっかりするから,結局買うことになる.
さて,本を買うか借りるかという点はそれで措くとして,次に一度買った本の処置である.
小説などの文庫本を読んだら売る,という人も多い.或は廃品回収の類に出すとか.
----俺はそれができない.
理由は結局上に述べたことと同じなのだが,いつ読み返すかわからないから,捨てることもできず,売ることもできない.
それと並んで,泉鏡花ではないが,どうしても本というものを粗末にすることができない.粗末にするという言葉が的確かどうかわからぬが,売るという行為そ のものがなんだか本を否定しているようで,できないのである.まして,捨てるなど以ての外である.別に本を跨いだり,枕にするくらいどうってことないのだ が,自分の手元から手放すということそれ自体ができぬのである.全く厄介な性癖である.
ここまで思いつくまま書いてきたが,要するに,本は買うが,売る事のできぬ人間の本棚から本があふれ出すのは時間の問題ということである.いやね,実はもう勉強部屋の本棚には本が入りきらず,机の上といい,床の上といい,あちこちに積み上げてあるんですがね(苦笑).
さて,日本に帰るとき一体どうしたらいいもんか(苦笑).
(尤も,いつ本帰国できるのやらさっぱり目途の立たぬ昨今であるが)


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