水曜日, 5月 17, 2006

回顧?

昨今,この三年の滞英を回顧するモードに入りつつあり(笑).

そこで思うことの大きなことは,これはおべっかでもなんでもなく,だいたい このブログは日本語で書かれてあるので,Ruban先生がお読みになるはずもな く,したがっておべっかでないことは明らかかと思う.すなわち,先生の学生としてこの三年教わった多くのことの中で,最近特に次のことを思う.

●学生に研究をさせるときの心得
  これは広義に言い換えて,教員(大学に限らない)或はもっと広義に誰かを部下に持つ立場に立つ者として如何にあるべきかということ.おそらく,唯一の道 などあるわけはないが,俺はRuban先生を見習いたいと思った.簡単に云えば,山本五十六元帥の言葉であるところの『やってみせ,言って聞かせて,させ てみせ,褒めてやらねば人は動かじ』,先生はこれをそのまま実践しておられたごとくに思う.もちろん,先生はアドミラル・ヤマモトと言ってもおそらくはご 存知なかろうから,先生のされることを振り返るに,この言葉がよく当て嵌まるというだけである.しかし,これは非常にデリケートな問題で,「褒める」のも 「怒る」のも結局は同じことで,過ぎたるは及ばざるがごとしということ.その辺の具合の調整を先生はうまくやっておられたと思う.Rameshなどはよく ぶーぶー文句を言っていたが,俺は英国にきてから,ここは天国かと思ったくらいだから(笑),俺にはそれがよく合っていたというだけのことかもしれない.

●理論家として
  これはD論の謝辞にも書いたが,先生から研究者としてまず何を学んだかと云って,それは「理論家」とは如何にあるべきかといういわば哲学のごときを学ん だ.これは批判的部分もあるから,詳しくは書かないとしても,要するにnull-brainになるな,論文は自分の満足のいくものだけをpublish し,数で満足するな,学界への貢献を以てその仕事を評価せよ,ということで,まあ,要点だけをとれば研究者としての倫理とでもいうべきか.ともかく,たく さん学んだ.

●真面目だけではだめ.ユーモアの心を常に持て.
●家族サービスはBBQ(笑)

まあ,書き始めればきりがないが,しかし,この三年早かった.いや長かったとも云えるか.
ともかく論文を書き上げよう.