へっついさん
我が家では毎年12月30日に餅つきをする.
餅つきといっても,杵,臼でつくことはもうやらず,器械で「こねまわす」ことで餅に仕上げる.
ただ,半端ない量のもち米を蒸すことになるので,炊飯器では追いつかない.
そこで,登場するのが,今,日本全国でどれほどの数のものが稼動しているやもわからぬ,「かまど」で炊くのである.村の中にはかまどの外周だけ残して火はガス,というようにしているところが殆どであるなか,我が家のかまどは,未だ薪を使用する.嘘のようだが,ホントの話.
今年は年末親父が仕事でほとんど居らず,したがって,薪の準備は俺の仕事.なたを納屋で振り回し,翌日は案の定筋肉痛(苦笑).
まあ,それはともかく,朝早くより,お袋主導で,今年も餅つき.
かみさんには初めての体験であり,驚きの連続であったようである.

考えてもみれば,俺など物心ついてより二十余年この方,これが毎年当たり前の行事であり,特別でなどあるはずもないが,かみさんのように,現在のごく一般的な家庭で育った者にとっては,これが驚愕以外のものであろうはずがないわけである.
しかし,やがてはかみさんも,今のお袋同様に,家族を牛耳り(笑),毎年餅つきをやるようになるのであろう.
右 の写真が我が家で今尚,現役稼動中のかまどである.昨今はもちろん,この毎年の餅つきの時以外は静かに眠っている.なお,由来は知らぬが,このかまどの ことを「へっついさん」と呼ぶ.「さん」はいわゆる「誰々さん」の「さん」で,京都弁の影響と考えられる.限られた地域の方言か何かかと思うが,由来を知 る方居られたら,教えていただきたい.


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