近況
●未だ、口頭試問の日程決まらず。この調子だと直前に知らせられそうである。まあ、いずれにせよ、来月中であることは間違いなかろうと思う。来るなら来やがれ、の心境である。
●それはさておき、高校野球、今年は白熱したようですが。。。
高校野球といえば、有名な大会歌『栄冠は君に輝く』ってありますけれども、この前、ふと軍歌を聴いていたらば、 『ラバウル海軍航空隊』というのに、非常によく似てる。思わず、高校野球の大会歌ってまさか軍歌を使ってるの?夏は朝日なのに?と思ってしまった。朝日だからこそ、ありうべきことであるけれども、朝日だからこそ、そんなことはなかろうととも思う。よくよく調べてみたら、作曲者が同じなのであった。作曲はいずれも古関裕而氏。この人についてのノートは例えばこちらなどをどうぞ。俺が軍歌の中で最も嫌いな『比島決戦の歌』の作詞は西條八十、作曲は古関裕而。だって、いざ来いニミッツ、マッカーサー出てくりゃ地獄に逆落としなんて歌詞、字面見るだけでイヤな気になる。でもこの部分はそういった内容を書くのを拒否した西條氏に代わってある陸軍将校がその場で書いたもののようである。それにしても、この前のサッカー狂に通ずるものがありませんかね。軍歌は好きだが、こういうのは好かない。厭な気になる。
●源氏鶏太、再。
以前書いた源氏鶏太であるが、先日実家から送ってもらった荷物にいくつかを入れてもらった。で、早速読んでいる。非常に俺は好きである。時代が異なるせいもあって、昭和ロマンだね、とか思う(笑)。なんというかねえ、描かれる女が艶っぽい。昨今の小説にはそうない艶だなと思う。尤も、それは女の好みの問題にも因るところが大きいかも知れぬ。それにしたって、昨今じゃあ、エロとグロを混ぜたようなのばっかり。エロカッコイイもよろしいが、おぢさんは思うんだよ。ありゃ、エロ汚いだと。
と、某女性歌手のファンを敵に回しておいて、話を戻そう。小説の分野にもよろうが、濃密なエロから、青春的なエロもある。いや俺は別にここにエロを語りたいのではない。要するに、描写される女の艶っぽさみたいなものが、どーも最近の小説(だけでなく、ドラマや映画も然り)にはない気がするのである。若い子に艶やかさを求めてもしようがないけれど、それならそれで瑞々しさの一つもあればよいが、瑞々しいどころか、乾燥警報が出てるような、こう萎びた感じがしたりもする。思うに、作家が読者に媚てるせいだろう。
源氏鶏太の作品はサラリーマン物といわれたり、ユーモア作品と言われたり、或いは青春物とも言われたりする。いずれもその通りであると思う。純文学に属する人ではない。だがその文章は読みやすい。ストーリーもひねくれておらず、純粋に物語として読める。読んで楽しい大衆文学である。同じ意味で、俺は赤川次郎も好きである。大衆向けの娯楽文学であるということに最も重要なことは読者に読ませる力が文章に在るか否かであると思う。その点で、源氏氏も、赤川氏もその力はあると思う。どこぞの、パスタを食って、横文字並べ立ててインテリぶってみて、オナニーしてるようなのとは格が違う。
とまあ、敢えてH.M.作品愛好者に喧嘩をふっかけたりもしつつ、話を戻そう。そう、源氏鶏太の作品である。今のところ読んだのは『坊ちゃん社員』『人事異動』といったところ。いずれも過去に読んだことがある。『坊ちゃん社員』はおそらく、漱石の『坊ちゃん』になぞらえたところもあるのだろう。昭和太郎君、大変威勢がよろしい。しかし、源氏氏の作品どれでもそうだが、主人公はもてすぎである。芸者やバーの女、女事務員、悉く主人公に関わる女は太郎君に惚れてしまう。しかし、最後に近いところで、芸妓のとんぼと寝なかったのは、さすが明治生まれの男の書いた作品かと思わされる。しかし、厭な感じはなかった。ラストもラストで、青春後悔多しだったか、その言葉が繰り返されるのもよい。
『人事異動』は初めの方に主人公的に登場していた人物からその友人に視点が移っていくのが面白かった。源氏氏の男が主人公の作品に共通するのは、破天荒なサラリーマンということ。世の勤め人には思いはしても行動にできぬことを次から次へとやってくれるあたり、これは慰みとなること間違いない。落ちは最後の方になると十分に予想できるのだが、しかし源氏氏らしい終り方である。厭味がない。
。。。と一杯書いていて疲れました。
まあ、そんなこんなで近況でした(どこがどう近況だったのかは秘密)。


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